今日から仕事はじめの方も多いことでしょうね。年のはじめに、昨年特に印象に残った美術館や展覧会を振り返ってみます(写真は豊田市美術館のジェニー・ホルツァーの作品)。
★展覧会
『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』
『ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅』
『縄文ー1万年の美の鼓動』
2017年秋から始まったレアンドロ・エルリッヒ展は昨年最大の入場者数を記録したとのこと。そう言えば私も2回行きましたが、エルリッヒの遊び心にすっかり魅了されました。大勢で訪ねた2度目の訪問は特に印象に残っていて、しっかり“主役”になって遊んできました!(楽しませると同時に考える機会を与えてくれるエルリッヒの作品は、金沢21世紀美術館に常設されています)
未知のアーティストだったヨルク・シュマイサーはドイツの版画家。日本との縁も深いそうで、作家が刻み出す版の上で西と東の文化が不思議な融合を遂げていました。一つの方法に満足するのではなく、破壊と創造という言葉が思わず浮かんでくるような後半の大きな変化も魅力でした。
夏休みに開催された縄文展では「縄文のヴィーナス」をはじめとした国宝級のスターだけでなく、日本各地から出土した無名の?縄文土器たちの個性豊かな表現力が炸裂! 縄文の美を発見した岡本太郎もさぞ喜んでいるだろうなぁと感激いたしました。
★美術館
久しぶりに訪問した豊田市美術館は、写真のジェニー・ホルツァーの作品が圧巻。何度見ても、どの方向から見てもハッとする面白さがありました。ただし、辞書を引いてみるとなかなかドギツイ言葉ではあるのですが、、、(汗) なお、今年の5月末まで休館予定とのこと。訪問時はご確認ください。
はじめてお邪魔した水村喜一郎美術館は、水村さんご自身が美術館にいてくださって、ご一緒したみなさんと共に大変楽しい時間を過ごさせていただきました。子どもの頃に両腕を失った水村さんですが、障がいの有無に関係なく作品の素晴らしさが胸を打ちます。みなさんもぜひお訪ねください。
フェルメール展やビュールレ・コレクション展、和久傳の森や安曇野ちひろ美術館など、他にも素晴らしい展覧会や美術館を訪ねた2018年でした。今年もたくさんの作品に出会えますように💛(K)
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